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注意!DENSO製RX-8用スパークプラグは高性能だが、純正より熱価が高く低寿命

RX-8のスパークプラグは専用品ゆえ、選択肢が極端に少ない。実際、

  • NGK(純正)
  • DENSO

の2メーカーからしかプラグを選ぶことができず、またそのメーカーの中での選択肢もほとんどない。しかも値段が高い…。

で、いざインターネットでプラグを買おうとすると、「DENSO製のプラグの方が安い」ということに気が付くはずだ。しかし、単純に安いからと言ってDENSO製を選択するのは良くない。

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DENSO製RX-8用スパークプラグはレーシングモデル

実はDENSOのRX-8用プラグは「イリジウムレーシング」というラインナップのレース用プラグなのだ。これは0.4mm径という超極細のイリジウム中心電極をすることで飛火電圧を低減、着火性能を大幅に向上させたもの。他にもさまざまな違いがあるので、DENSOのWEBサイトを参照してほしい。

DENSO イリジウムレーシング

着火性能やレスポンスを高めているので、加速性能や出力の向上を実現するというこのプラグ。一見するといいことづくめのようにも感じてしまうが、実際には以下のような違いがある。

純正との違い1:熱価が高い

DENSO製プラグ最大の違いは熱価。純正(NGK製)はトレーディング側が9番、リーディング側が7番となっているのに対し、DENSO製はラインナップ中熱価が最も低い物を選んでも、NGKよりも2段階高い27番/31番の組み合わせになってしまう(もう一つは31番/34番の組み合わせ)。

熱価が高いと、より高出力・高回転に対応できる。しかしその反面、街乗りなどでパワーを必要としない場面ではカーボンが溜まりやすく、失火の原因となってしまう。基本的にハードにチューニングしたエンジンなどでない限り、純正の熱価から変更する必要はない。(参照:DENSO プラグの熱価

純正との違い2:寿命が短い

0.4mmと通常タイプの半分のサイズの中心電極を採用しているDENSOイリジウムレーシングプラグは、電極が細い分だけ寿命が短い。通常使用で2万kmでの交換が推奨されている(参照:DENSO プラグの寿命)。プラグの仕事量がレシプロの倍であるロータリーエンジンでの使用を考えると、1万kmでの交換が目安となるだろう。

NGK製(純正)を選んだ方がいい

このようにDENSO製のRX-8用プラグは純正プラグにははっきりとした違いがある。この違いを理解せず、単純に「安いから」といった理由で選択すると、かえって高くつく結果になりかねない。今回僕はこのあたりのことを理解したうえで購入したが、

「サーキットには行かない、街乗りが主」

という人は素直にNGK製を選んだ方が幸せになれるはず。

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