最近Daytona675に乗っていると、明らかに生の排気ガスの香ばしい匂いが漂ってきていた。しかも先日SPA直入に行って来たら同じ後期型のDaytona675がいたのだが、僕のDaytona675のほうが明らかにうるさいことが判明。同じ純正マフラーのはずなのに。
排気漏れぐらいサクッと直すか…。
Daytona675のエキパイ割れを修理
今まで見て見ぬふりをしていたのだが、Daytona675のエキパイが割れていることはなんとなくわかっていた。改めて隙間から覗いてみると、まぁ見事にぱっくり破れているのが見て取れた。仕方がないのでエキパイを外そう。
エキパイを外すためには左右のカウルを外して、クーラントを抜いて、ラジエーターを外さねばならないので地味にめんどくさい。ようやくたどり着いたエキパイにも排気バルブがついてたりしてめんどくさい。すんなり外れてくれ。
そうして苦労したエキパイを見てみると…
車体左側(写真右側)がきれいにぱっくり割れていて、よく見ると残りの2本にもしっかりクラックが入っている。
車体左側のクラックはほぼ一周していた。ちょっと割れているぐらいだったら銀ロウ付けでの補修に挑戦してみようかなぁと思っていたのだが、ここまでひどく割れていたら絶対無理。
素直に馴染みのバイク屋さんにエキパイを持っていき、溶接で補修してもらった。
溶接修理後がこれ。
このエキパイ、ステンレスか何かだとは思うのだが妙に溶接が付きづらいらしく難しかったとバイク屋さんに言われた。純正の溶接も触媒あたりとかはあんまりきれいじゃないので、そういうものなのだろうと思う。
ちなみに左側のエキパイがぱっくり割れていたため溶接後は若干歪んでしまい、軽く叩かないと取り付けできないようになってしまった。が、排気漏れはしっかり直っていたのでOK。
Daytona675のエキパイは割れやすい
ちなみにDaytona675のエキパイ割れはかなりメジャートラブルらしく海外フォーラムでの報告も結構あった。
実際見てみるとこのエキパイ、純正とは思えないぐらい肉が薄く、排気バルブやら触媒やらが付いているにしてはやたらと軽い。これだけ肉薄だと熱が入って割れるのもしょうがない気がする…。
でも純正なんだからもうちょっと耐久性のあるものにして欲しい…。
クーラント交換
エキパイを外す際にラジエーターを外したので、必然的にクーラントも交換した。
今回はKYKのラクラククーラントを使用。Triumph純正クーラントが何色なのかは知らないので適当に緑色をチョイス。
サスペンションを標準セットに調整
前オーナーが最後の方はサーキット走行用として使っていたという車両なだけあって、結構ハードな足回り設定がされていた僕のDaytona675。オーナーズマニュアルでメーカー標準セットがあったので、それに設定しておいた。
購入当時のセットアップは紛失してしまったので不明になったが、少なくともフロントのプリロードはかなり締め込まれた状態だったし、減衰も標準よりは少し固め、しかし高速圧側減衰は少し緩めに設定されていた。
今回これを標準セットに戻したので、フロントプリロードはかなり抜いて、減衰も少し柔らかめに。ハードな乗り味が多少改善されていると良いのだが、まだ走ってないので不明。
ただフロントフォークは前オーナーによってサスペンション屋さんでオーバーホールされているので、標準セットが良いかどうかさっぱりわからない。
ステアリングダンパーの曲がりを発見
ラジエーターを外す際にボルトが一本折れてしまった。見るとこれがステアリングダンパーのステーから生えているボルトだったので、まずはステアリングダンパーステーを外してボルト穴の修復を行った。
このときに気がついたのだが、この純正ステアリングダンパーの動きがやたらと渋い。全然スムーズに動かないし、動くところと動かないところの差が激しい。明らかにおかしい。
前々からDaytona675のハンドル重たいなぁと思っていたのだが、てっきり純正でステアリングダンパーがついているせいだとばかり思っていた。よくよく調べると純正ステアリングダンパーは効いているのかどうかわからないぐらい軽いらしい。
こいつが原因かぁと思ってよく見てみると…
ステアリングダンパー、ガッツリ曲がってるじゃないか…。
何回か転倒歴のある車両なので致し方がないのだが、こんなダンパーじゃ使えないので、ひとまずステアリングダンパーを外して車両を走れる状態に復帰させた。
でも停車状態だとあまりハンドルが軽くなった気がしないから不思議。
@38205km
作業は総走行距離38205kmのときに行った。
コメント