タイヤを買わねばならぬ。
最低でも1年、せめて半年は使いたいという期待を込めて履いたATR SPORT 123Sがまさかのサーキット2日ですってんてんになって以来、僕の心は落ち込んでいた。あっという間にスリップサインを超えてすり減っていったタイヤでは遠出する気になれないし(※してはいけない)、何よりサーキットを走れない。はぁ、こんな予定じゃなかったのに…。
次のタイヤは耐久性を重視したい
格安タイヤを履きっぱなしで使って低コストに遊ぶ、をモットーとしている僕なので、もちろん次のタイヤの予算もグッと抑えたい。もっと言えば今回は特に耐久性を重視したい。123Sで失敗した今、またすぐにすり減ってしまうタイヤを使うのはお財布事情的に厳しいものがある。
さて、僕が使っている235/45R17サイズで、いつもの条件である1本1万円以下で購入可能なハイグリップタイヤとなると、選択肢は自ずと
- KENDA KR20A
- NANKANG NS-2R(TW120 / 180)
- ATR SPORT 123S
の3つに絞られる。ただ、少なくとも123Sだけは選択肢としてあり得ない。
NS-2Rは友人の車で試したことはあるものの、自分のRX-8に使ったことはないので気になるのだけども、友人曰く「トレッドウェア120は、グリップは高いものの耐久性はそんなになく、サーキット数回+街乗り5000kmぐらいで終わり」とのことだった。その消耗具合になると、123Sで予想外の出費をこうむってしまった僕としては今買うのはかなり躊躇するレベル。
ではKR20Aはどうか。確かに123Sの前に履いていたタイヤなので、コストパフォーマンスに優れる素晴らしいタイヤだということは重々理解しており、かなりお気に入りのタイヤ。ただ、この短期スパンで同じタイヤをもう一回ってところは全く気が進まない。ブログのネタという意味でも自分の好奇心という意味でも、また別の新しいタイヤを履きたい気持ちが強い。
ふとZESTINO ACROVA 07Aが目に入った
「もう一回KR20Aか…?いやNS-2Rの180というのも…でも120があるのにあえての180ってどうなんだろうか…。しかし耐久性は大事だし…。そもそも1万円位の新しいタイヤ他に出てこないのかな…。ってかNEXENのハイグリはいつ出るんだよ…。」
と、うだうだしながらインターネット上のタイヤレビューや販売サイトを読み漁る日々を送っていたのだが、ふとこのタイヤが目に入ってきた。
あれ、このタイヤって出始めの頃はサイズが3種類しかなかったのに、今は235/45R17もラインナップにあるのか…。でもどうもスポーツタイヤ以上ハイグリップ以下のグリップ力って話だしなぁ…。
思い返してみれば、2016年の終わりごろに僕はこのタイヤを買おうとしていたのだ。ただ、2017年1月に行われた突然の値上げにより購入を断念、それによりKR20Aを買ったという経緯がある。
値段が上がったからなのか、あるいはGREDGE 07Rシリーズという上位タイヤがある為なのか、はたまたそもそもあんまりグリップしないためなのか、とにかくこのACROVA 07Aの評判をまともに聞いたことがない。気になって今一度調べてみたが、未だにサーキットを走った話がほとんど出てこない。その一方で元から溝の深さが8mmと(ハイグリップが6mm前後であるのに比べると)コンパウンドがたっぷりあることも理由の一つとして、とにかく持ちがいいというのは本当らしい。値段は値上げしたときから全然変わってないけど、ちょっと気になってきた。
コンパウンド変更で07R並みのグリップに?
さらに調べていくと、ゼスティノのサポートでドリフト競技に出場している中村直樹選手のインスタグラムからこんな情報を発見。ドリフトの話ではあるけども、コンパウンド変更でGREDGE 07R並みのグリップってマジかよ。
さらに岡村和義選手のブログでも07Rのグリップが高いという話が載っていた。どうやらコンパウンドが一新されグリップが上がったというのは本当らしい。さらに2018年4月分から新コンパウンドが流通しているとの噂話も。
うーん気になる。07Aが07R並み(≒2世代前の国産ハイグリと同等程度)にグリップしたら単純に嬉しいし、しなかったら悔しいけど「だってアクロバだし…」って言い訳できるし、その分耐久性があるならまぁ納得はできる。1本6000円台の時代を知っているので9000円台で買うのはちょっと躊躇するが、これだけ情報が集まっていると好奇心を抑えられなくなってくる。
コメント