バッテリーを交換したり、何らかの作業をする際にバッテリー端子を外したりすると様々な設定が初期化されてしまうので、それらを元に戻す。キーをONにしたりOFFにしたりを繰り返すようになってしまうが、実際のところ一度エンジンをかけてた後に全ての作業を行って、最後にキーOFFにしてもう一度エンジンをかけ直し確認すればOK。
以下の方法はすべてRX-8の取扱説明書に記載されている。
バッテリー切断後の復帰手順
PCM燃料学習
- エンジンを始動し、暖気する
- 全ての電気負荷をOFFにする(エアコンやオーディオをOFFにする)
- 点火時期、およびエンジン回転数が正しいことを確認する(異常な振動やアイドリングが高すぎることなどがないことを確認する)
- エンジン回転数が2500rpm~3500rpmの状態を15秒以上維持する
- 続けてエンジン回転数が4500rpm~5000rpmの状態を15秒以上維持する
- その後クーリングファンが止まるまでアイドリングする
- クーリングファンが止まった後、60秒以上アイドリングする
DSCリセット
- エンジンスイッチをONの位置にする
- ハンドルを右いっぱいまで回し、その後左いっぱいまで回す
- DSC OFF表示灯が消灯することを確認
- エンジンスイッチをOFFの位置にし、再度ONの位置にする
- TCS/DSC作動表示灯が消灯することを確認
パワーウィンドウの自動開閉機構の復帰
- エンジンスイッチをONの位置にする
- スイッチを押して窓ガラスを全開にする
- スイッチを引き上げ窓ガラスを全閉にし、そのまま約2秒間引き上げ続ける
時計合わせ
- CLKボタンをピーと音がするまで押すと、”12Hr”と”24Hr”が表示される
- SETボタンを押すごとに”12Hr”と”24Hr”の点滅が切り替わる。希望の時間行事が点滅中にCLKボタンを押して選択する
- “Hr. ADJUST”が表示され、時間表示部が点滅する。SETボタンを押して時間を合わせ、CLKボタンを押す
- “Min. ADJUST”が表示され、分表示部が点滅する。SETボタンを押して分を合わせ、CLKボタンを押す
時計以外にもラジオの周波数などもリセットされるので、あとはそれらを必要な分だけ合わせる。
メモリーバックアップを使う方法も
もしくはメモリーバックアップ電源を使えば復帰手順を行わずに交換可能。
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