せっかく新品のフルバケを買ったので、キレイにかっこよく使いたいと思ってしまうのは貧乏性だろうか。これが無いと保安基準を満たさないと分かっていつつも、この程度のものにこの金額を出すべきなのか…しばらく悩んだ挙句にぽちった物、それがシートバックプロテクター。
BRIDE シートバックプロテクター K17 APO
というわけで、BRIDE純正のシートバックプロテクターを購入。選んだのはZETA 4に適合するK17タイプ。
どうやらシートと同じく難燃生地で出来ているらしい。万が一の火災発生時も安心かもしれない。
本体、固定用のベロクロテープ、取扱説明書が付属していた。
約5mm厚で、裏面はかなり柔らかいスポンジ状の素材、表面はシートと同じさらさらしたフェルト状の素材でできている。
BRIDEのシートは車検時に必要
道路運送車両の保安基準(座席) 第22条
4 前項の自動車(次に掲げる自動車を除く。)の座席の後面部分は、当該自動車が衝突等による衝撃を受けた場合において、乗車人員を保護するものとして、構造等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。ただし、前項各号に掲げる座席にあっては、この限りでない。
国土交通省 道路運送車両の保安基準(2020年1月31日現在)
と保安基準にあることから、座席の後面は、その後ろにいる乗員を保護できるような構造(≒スポンジや布などクッション性のある状態)でなければならないとされている。BRIDEを含めほぼすべてのフルバケットシートは硬質のFRPなどが剥き出しの構造になっているので、基本的にはシートバックプロテクターを装備しなければ、4シーター等の後部座席がある場合には保安基準に適合しない。
ただし、RECAROシートには「保安基準適合品」が存在し、この製品を装着している場合は保護パッドなしでも車検を通すことができる。
ベロクロ+差し込みだけで装着可能
取り付け方法は簡単。恐らくフルバケが車から外れている状態の方が作業はしやすいと思う。
まずざっくりとフルバケに被せる。
ベルトホールカバーはを軽く表面から押すと浮くので、隙間に生地を差し込んでいく。
シートバックプロテクターの左右にはベロクロが付いているので、付属のベロクロをフルバケに貼り付ける。付属の物は少し長かったので、僕は見た目がすっきりするように一部カットしてから貼り付けた。
ベロクロを貼り付けたら、あとはシートの隙間にシートバックプロテクターを差し込んで、キレイに貼ればOK。5分もかからない。
見た目重視なら製品購入、コスト重視なら自作がオススメ
正直なところ、この程度の物であれば適当に生地を買ってきて自作してしまってもいいと思う。BRIDEの純正品だからといって、機能的に優れている面はほとんどない。2~3mm厚でクッション性のある素材を両面テープで貼っておけば、車検で文句を言われることはないだろう。
ただやはりBRIDEのロゴはもちろん、質感がシートのそれとほぼ同じなので、見た目は完璧。それにこの金額を出すだけの価値があるか…と言われれば悩みどころではあるが、長く使うものなのでヨシとしておこう。
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