本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

中華のマキタ!?DCKの電動ラチェットレンチKDPB05-10は速くてハイパワーで、使い所によっては便利【レビュー】

3.5

最近電動ラチェットレンチなるものがすごく気になっているのと同時に、中国から現れた「DCK」という電動工具メーカーも気になってきた。

DCKはドローンのDJI的な「ちゃんと現場で使える商品」を作る中国ブランドで、マキタ、ハイコーキ、デウォルト、ミルウォーキーあたりと比べれば安いが、通販サイトやアストロプロダクツ、ストレートなどと比べれば高いという価格的には微妙な立ち位置となっている。

そんなDCKが使えるのか使えないのか。ちょうど電動インパクトドライバーをもう一本欲しいというのもあったので、この機会に買ってみることにしてみた。

スポンサーリンク

DCK KDPB05-10

というわけで買ってみたのがDCK KDPB05-10という電動ラチェットレンチ。12Vバッテリーシリーズの商品だが、これはマキタで言うところの10.8Vシリーズと同等。マキタが定格電圧で書いてあるのに対して、DCKは100%充電時に近い状態での電圧を記載しているのと思う。ちなみにデウォルトも日本使用と本国仕様で記載電圧が異なる。おそらくどちらも定格3.6Vバッテリーを3本直列で繋いだバッテリーを使用しているはず。

今回購入したのは

  • KDPB05-10本体
  • 2Aバッテリー×2
  • 充電器
  • ケース
  • 取扱説明書

が付いたフルセット。現時点で定価が税込36,190円、購入価格が23,600円だった。ちなみに本体だけなら定価が税込18,300円、実売価格が13,100円。

ちなみにだがマキタで大体同じスペックの10.8V電動ラチェットレンチ「WR101DZ」が定価で税込27,500円、実売価格が約17,000円中盤といったところ。本体価格だけなら約4000円差だが、バッテリーや充電器まで考えるとそこそこの価格差になってくる感じ。

スペック

電源12V MAX
最大出力260W
モーターブラシレスモーター
角ドライブ9.5sq
締付能力(普通ボルト)M5-M12
最大締付トルク47N・m
無負荷回転数0~480回転/分
1充電あたりの作業量(目安)M12ボルト:最大約260本(2.0Ahバッテリ使用時)
※バッテリの充電状態や作業条件によって異なります。
質量12V2.0Ahバッテリ装着時:1.0kg
本体のみ:0.8kg
対応バッテリLB1220-1
対応充電器FFCL12-4

DCK KDPB05-10のスペックは以上の通り。安いがブラシレスモーターを採用していることからも、かなり現代的な作りになっている。個人的には「インパクトじゃないのに締め付けトルク47N・mは過剰では?」とか思ったりもしなくもない。

ちなみにDCKにはこれより回転数が劣るもののトルクが高いKDPB04-10という商品もあり、そちらは最大トルク54N・m、無負荷回転数0~280回転/分となっている。多分回転が速いほうが便利だと思ったので僕はKDPB05-10を購入した。

どうでもいいけど箱がいまいち

今回はフルセットで買ったので、マキタみたいな立派な箱が付いてきた。マキタTD111DSMXの箱と比べるとサイズ感は極僅かに小さいぐらいでほぼ同じといった印象。

中身もきれいに梱包されているのだが、バッテリーを本体に装着した状態で持ち運びできないのは若干残念ポイント。

それ以上にそもそも箱が他製品と共通なのだろう、黒い別体パーツで仕切りを作る仕様になっているのだが、これゆえに結構な嵩上げが行われている。これがなんとも言えずカッコ悪いし、いまいちに感じる。

ちなみに別体パーツをどけると、別記事で紹介する電動インパクトドライバー「KDPL04-8」が一緒に入るぐらいの広々スペースとなっている。拘るなら自分で仕切りを作って持ち運べるようにしたほうが良さそう。

有名ブランド品と遜色ない質感

いきなりどうでもいいポイントから紹介してしまったが、DCK KDPB05-10の外観を見ていく。

デザイン的には黒と赤を貴重としつつ、金属質な銀色が入っていて、割とかっこいいと思う。DCKというロゴと色味に見慣れなさはあるが、これが色が違って有名ブランドのロゴが入っていたら「そうだろうな」と思うぐらいの質感がある。

表面にはDCKのロゴと、バッテリー残量を表すインジケーターが備わる。インジケーターはトリガーを握って数秒すると点灯する仕様。このバッテリーインジケーターの3連ランプは中で繋がっている様子で、3段階のどこになるのかパット見だと分かりづらい部分が無きにしもあらず。

裏面は特に何もない。シリアルナンバーのほか、日本語での注意書きなどが書かれている。日本の輸入代理店がしっかり付いているので、取扱説明書を含めローカライズはしっかりされている。

操作はレバーを握るだけ。無段変速でスピードコントロールが可能。レバーの先にある黒いスイッチでロックできるので、持ち運び時に勝手に動いてしまうことを防げる。

差込角は3/8なので一般的なソケットが使える。ヘッドサイズは標準的な手動3/8ラチェットレンチより少し大きいイメージ。実際見比べるとそこまでの差はないのだが、大きく感じる。

回転方向の切り替えはソケットの裏側にある。ノブは少し硬いがカチッと切り替わる。

バッテリーパックは底面に差し込むタイプ。はじめのうちはちょっと硬かったが、何回か抜き差ししていたら外しやすくなった。この辺は個体差があるかも。

LEDはソケットを照らすように小さいのが一発のみ。実用的な明るさはあるが照射範囲が狭いのと、トリガーを握っている間しか点灯しないのが残念。せめて手を離しても5秒程度点灯してくれていると嬉しい。

ハンドツールの感覚だと重くてデカい

実測で本体重量は779g、バッテリーが178gで、合わせて量ると958gだった。1kgを切っているのはこの手の電動ラチェットレンチとしては軽量な部類だと思う。

手の握り感も細身で握りやすく、重心位置もちょうどいいと思う。が、普通のハンドツールと比べてしまうとどうしてもデカくて重い印象にはなる。

便利だが使い所が難しい

実際にDCK KDPB05-10を自動車の整備で使ってみたのだが…、非常に便利ながら、使い所が難しいというのが僕の感想だ。おそらくこれはDCK KDPB05-10が悪いのではなく、そこそこパワーのある電動ラチェットなら僕は同じような感想になると思う。

便利に使えるポイントは、ボルトナットを緩める場面。例えばブレーキキャリパーの脱着であったり、車高調を外すといった場面では便利。パキッと一発緩めてあげれば、後は電動でバーっと外すだけ。とにかくちゃっちゃと外せるので気持ちがいい。これは回転数の速さが効いている。電動インパクトレンチほど速くはないが、インパクトが入らない場所で圧倒的な強みを見せてくれる。パワーもそれなりにあるので、物によっては最初に手動で緩めなくても外せる。

とはいえ、「これがもし電動”インパクト”ラチェットレンチだったらなぁ…」という気持ちがどこかにあり続けるのも事実。

一方で締め付ける時は気を使う。いかんせんトルクが47N・mもあるので、M5ぐらいのボルトだと下手すると着座と同時に折れる危険性がある。また樹脂が相手だと明らかに強すぎる。そんなときに無段階のレバーコントロールが有効だが、1kgもある工具から指全部を離す方向に力を抜かなければいけないので、なんだかとってもやりにくい。レバーではなく人差し指1本でコントロールできるトリガーのほうが便利では…?M8ぐらいのボルトナットであればほとんど気にせず使えるが。

ちなみにレバーはカシメられているので基本的には取り外し不可。軽く試してみた限りレバーを外すとトリガースイッチが脱落する様子だったんので、指一本で操作するように改造することはできそうになかった。

またハンドツールと比べると大きいので、絶妙に入らなさそうだから使わない、みたいな場面もちょくちょくある。手の握りのことも考えるとシャローソケットじゃなくてディープソケットが必須な場面もあるし、なんだか使い所を選ばされる感じがする。

バッテリー切れが少し分かりづらい

微妙な話だがバッテリー切れかどうかを判断するのがちょっと難しい。まず3段階のインジケーターは中で繋がっているので、はっきりと3段階が光るわけではない。またラスト1個になっても緑色に光り、バッテリー切れ寸前でも緑のまま。これ故空回しだと回るが、負荷がかかると止まってしまう、みたいなことがちょこちょこあり、最初それがバッテリー切れの症状だと気づけなかった。

そういうものだと理解すればさっとバッテリー交換してしまえばいいのだが、バッテリーが消耗したら赤く点滅するとか、もうひと工夫有ると良かった。

製品としては素晴らしいが改良の余地は有る

というわけでDCKの電動ラチェットレンチKDPB05-10を使ってみた。結論としては「使い所によってはとても便利だが、ハンドツールの延長線上では無い気がする」と言った印象。

外すのに特化させると考えれば、回転が結構速いので気持ちがいい一方で、「だったらインパクトであってほしい」という気持ちが拭えない。手全体でトリガーコントロールしなければならないので締め付け方向に使うには気を使うので、トリガーは人差し指1本でコントロールできるようになってほしい。ライバルに比べれば細身とは言え、やっぱりハンドツールに比べればデカい。個人的にはそこまで気にはならないが、LEDの光り方も改善してほしい。

ハンドツールの延長として使うには気を使うが、それなりなパワーが求められるような環境だとかなり活きてくる製品だと思う。

思うに僕の場合はもっと細くて低トルクで、なおかつ回転数が高いとかなり使いやすく感じるだろう。それってVESSEL 400ER3やKTC JTRE330のことだろって?そのとおりです。個人的には400ER3が回転切り替えスイッチが付いて速さはそのままトルクが3N・mになったら買いだと思ってる。

ベッセル(VESSEL)
¥10,799 (2026/04/28 17:02時点 | Amazon調べ)

細かい改良点はさておきDCK KDPB05-10は製品としては良く出来ているので、この手のハイパワー系電動ラチェットレンチを便利に使っている人なら、このパワーと回転の速さはとっても快適に感じると思う。値段は安いし、正規代理店が修理にも対応してくれるし、なんなら取扱説明書にパーツカタログも付属しているぐらい親切なので、気になった人は「なんだ中華か」と思わず一度手に取ってみると、案外気に入ると思う。実際もう一個買ったインパクトドライバーはかなり良かった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました