知人のホンダ ビートが、ハンドルを切ると時折「ギー、ギー」という異音が鳴るようになった。こうなると足回りの不具合を考えてしまうが、異音の発生源は結構手元に近い位置に有りそうな音がしていた。
ハンドル周りをバラして、異音の原因を突き止めよう。
ハンドルからの異音を解消する
まずはハンドルを外す。外し方は↓を参照。
見てみると、コラム側にこのようなバネ状の接点があり、
この接点がハンドル裏の接点に繋がり、ホーンボタンと導通する仕組みになっていた。すごく単純。
で、この接点が長年の使用で見事にグリス切れしており、コラム側のバネ状の接点がビビることで「ギー」という音がしていたようだ。調べてみるとこの症状はビートではよく発生するらしい。
グリスアップで異音を解決
接点が潤滑されていないことが原因なので、導電性のあるグリスを塗ってあげれば直るはず。
というわけで接点をきれいに清掃した後、銅グリスを塗って対処。ハンドル側はそこまでたくさん塗らなくても良いが、アクセスもしやすい場所なので試しにたくさん塗ってみた。埃が付着して不具合を起こすようなら拭き取る必要があるだろう。
ポチップ
またステアリングシャフトと分銅形のウィンカースイッチを押し戻すプラスチック部品との間もグリスが切れていたので、ここにはシリコングリスを塗布。
デイトナ(Daytona)
¥921 (2025/01/13 19:46時点 | Amazon調べ)
ポチップ
異音が収まり、ハンドルが軽くなった
グリスアップ後に走ってみると、ハンドルからの異音は見事に解決していた。しかも若干だがハンドルも軽くなってビートの軽快さもアップ。グリスだけで割と簡単に直ってよかった。
コメント