更新日時点で購入可能な公道を走れるハイグリップタイヤをまとめました。国産のSタイヤは載せていません。
「このタイヤが抜けてるよ!」「情報間違ってるよ!」「この情報が参考になるよ!」などあれば、コメント欄にてご教授ください。
- 輸入タイヤ
- accelera 651SPORT
- KENDA KR20A
- NANKANG NS-2R
- NANKANG AR-1
- NANKANG CR-S
- OTANI BM2000
- MAXTREK MAXIMUS DS01
- ANTARES BLITZK RS
- DAVANTI PROTOURA RACE
- GOODRIDE SPORT RS
- GOODRIDE SPORT RSⅡ
- FEDERAL 595RS-R
- FEDERAL 595RS-RR
- FEDERAL 595RS-PRO
- SAILUN GENE R Pole D
- SAILUN ATREZZO R01 SPORT
- GT RADIAL CHAMPIRO SX2
- GT RADIAL CHAMPIRO SX-R
- HABILEAD S3000(KAPSEN S3000)
- シバタイヤ(トレッドパターン:R23 / R31 / R60)
- FIVEX Gerun 055A/055D
- Zeknova SUPERSPORT RS
- Zeknova JR500/JR800
- Zeknova Circuit 07S
- Zeknova VICTAS ZS01
- ZESTINO Gredge 07R
- ZESTINO Gredge 07RK
- VALINO PERGEA 08C/08R/08RS/08SP
- VALINO ALEDGE 08F
- VALINO VR08GP NEUMA / SPORT
- VALINO VR08GP EVO β
- VITOUR TEMPESTA ENZO V-01R/V-02R/V-03R
- VITOUR TEMPESTA ENZO PERFORMANCE K
- VITOUR TEMPESTA WRAITH TW100/TW200
- NEOLIN Neo Racing
- WANLI Sport Racing
- WANLI SR390
- LINGLONG TIRE FLASH HERO
- GRIPMAX PureGrip RS Z-1
- NEXEN N’FERA SUR4G
- MAXXIS VR-1 VICTRA
- HANKOOK Ventus R-S4
- KUMHO ECSTA V730
- KUMHO ECSTA V720
- KUMHO ECSTA V700
- KUMHO ECSRA V710
- MICHELIN PILOT SPORT CUP2
- PIRELLI P ZERO TROFEO R
- HOOSIER DOT Drag Radial
- 国産タイヤ
- TOYO PROXES R1R
- TOYO PROXES R888R
- DUNLOP DIREZZA ZⅢ
- DUNLOP DIREZZA ZⅢ CUP
- DUNLOP DIREZZA β02
- DUNLOP DIREZZA β06
- DUNLOP DIREZZA β11
- GOODYEAR EAGLE RS Sport S-spec
- FALKEN AZENIS RT615K+
- YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08R
- YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD09
- YOKOHAMA ADVAN A052
- YOKOHAMA ADVAN A08B
- BRIDGESTONE POTENZA RE-71RS
- BRIDGESTONE POTENZA RE-12D / TYPE A
- BRIDGESTONE POTENZA RE-10D
- 生産・販売終了したタイヤ
- BRIDGESTONE POTENZA RE-71R
- HANKOOK Ventus R-S4 Z232T
- GOODYEAR EAGLE RS Sport V3
- GOODYEAR EAGLE RS Sport V4
- BRIDGESTONE POTENZA RE-07D
- BRIDGESTONE POTENZA RE-08D
- BRIDGESTONE POTENZA RE-09D
- DUNLOP DIREZZA β04
- DUNLOP DIREZZA β10
- DUNLOP DIREZZA β05
- NEXEN N’FERA Sport R(旧型)
- NEXEN N’FERA Sport R(2022)
- ATR-K SPORT
- ATR SPORT 123S
- ZESTINO Z-REX ZTS-5000
- ZESTINO Z-REX ZTS-7000
- ZESTINO Z-REX ZTS-8000
- FIVEX Gerun ULTRA
- Zeknova RS606 R1/R3/R4
- LANDSAIL ApexKing AK01
- CELIMO Rking GTR5
- Zeknova ZENEW
- TRI-ACE RACING KING
- RYDANZ REVIMAX R03RS
- RYDANZ REVIMAX R33RS
- シバタイヤ 廃盤コンパウンド
- VALINO VR08GP / VR88GP
- INTERSTATE RACE DNRT
- FIVEX Gerun 051A/051S/051R
- FIVEX Gerun 035R
輸入タイヤ
accelera 651SPORT
インドネシア製の圧倒的に安価なハイグリップタイヤ。そこそこ食うけどめちゃくちゃヨレると評判。ドリフトでの耐久力はそこそこあるらしい。いつの間にかトレッドウェア100と200の二種類がラインナップされているうえ、サイズもそこそこ揃っている。安価なのでとりあえず試しに買ってみてもいいかもしれない。
KENDA KR20A
最廉価ハイグリップタイヤの内の一本がKR20A。僕は2018年4月まで使用していた。そこそこグリップが高いわりに減らないというのが最大の特徴で、それゆえドリフトユーザーからの支持が厚い。街乗りからサーキットまで幅広くこなすことのできるお手軽ハイグリップタイヤ。ケースが柔らかいためフィーリングはダルいが、初心者にも扱いやすいタイヤとなっている。詳しくはインプレを読んでほしい。
NANKANG NS-2R
KR20Aと同価格帯でありながらグリップユーザーからの支持を得ているのがNS-2R。トレッドウェア80/120/180の3種類のコンパウンドが存在。ケース剛性が高く、トレッドウェア80/120であればそこそこのタイムを刻める一方で、耐久性がイマイチ。また、ある時点を境にグリップ力が下がるとの話も。180はKR20Aと同等程度のグリップ力とされる。斜め方向にグリップが抜けることがあるという癖もあるものの、安いので交換頻度を高めることを前提に使用すれば楽しめるタイヤ。
NANKANG AR-1
インチキタイヤとの呼び声が高いAR-1。縦溝が一本もなく、ほぼスリックタイヤといっても過言ではないそのタイヤパターンはインチキそのもの。実際にグリップ力はSタイヤに近いレベルではあるが、その分減りも速く、そしてタイヤそのものの重量がある。安価に高いグリップを試してみたい人向け。13インチ~20インチまで幅広いラインナップを揃えていることも魅力的。レイングリップを期待できないため、街乗りでの常時使用はちょっと不安。
NANKANG CR-S
NANKANGが作る最強ハイグリップタイヤCR-Sが2022年3月についに国内で販売開始。パターンを見ても明らかな通りADVAN A052を意識したスーパーハイグリップタイヤで、サーキットでのラップタイムを短縮することを主眼にしている。TW200。海外レビューによるとA052と同等かそれ以上のラップタイムが出たんだとか。A052のほぼ半額のプライスタグが付けられている。
僕は2024年10月より使用開始。確かにグリップ力は凄まじいが、使いこなすためにはいくつか注意点がある。車によっては結構難しいタイヤになるかもしれない…。
OTANI BM2000
OTANI BM2000はオートウェイが2024年6月に取り扱いを開始したタイ製のハイグリップタイヤ。15・17・18インチを揃え、サーキット走行でよく使われるサイズを揃えている。TW180。
PRレビューを読む限りではKR20Aのような感じで、グリップ力はZ3やAD09 NEOVAなどの街乗りからサーキットまで幅広く使えるタイヤなイメージ。価格がほぼNANKANG NS-2Rと同等に設定されており、性能次第では格安ハイグリップタイヤとしてかなり使える立ち位置になりそうな予感。
実際に使ってみたがグリップレベルはハイグリップタイヤとしては下の下。ただし感触はよく減りづらいので、変なタイヤで練習するならこっちのほうが良い。価格的には他の格安ハイグリと同等レベルのため立ち位置が微妙だが、性能面では街乗りからサーキットまで気軽に楽しみたい初心者にオススメできる。
MAXTREK MAXIMUS DS01
MAXTREK MAXIMUS DS01はオートウェイが2024年5月に取り扱いを開始したタイヤ。中国のMAXTREKによる低価格スポーツタイヤで、TW160。15・17・18インチを揃えるが、17インチは225/45R17までしか無い。
2024年8月にVIDEO OPTIONがレビュー動画を公開した以外にレビューが見当たらない。価格は他の格安ハイグリップタイヤとほぼ同等なので、積極的に選ぶ理由があるかどうか…。オートウェイが公開した動画でもセカンドスポーツタイヤ相当のタイムしか出ていないので、ハイグリップタイヤと期待して買うのは避けたほうが良さそう。
ANTARES BLITZK RS
2023年11月に株式会社エフジェイアイより取り扱いが発表されているタイヤ。D1やフォーミュラDでも使用されており、グリップの割に摩耗が少ないとか。ウエット路面でも使える発熱の速さが特徴らしい。
トレッドパターンはMAXTREK MAXIMUS DS01と全く同じに見えるが、中身まで同じかどうかは不明。通販ではANTARES TIRE公式オンラインサイトでのみ販売が確認できるが、265/35R18が2024年8月時点で26,400円とちょっとお高め。
DAVANTI PROTOURA RACE
イギリスブランドDAVANTIが中国で生産するリアルスポーツタイヤPROTOURA RACEが2023年8月にオートウェイから発売。TW200で、サーキットで優れた性能を発揮するために設計されている。14・15・17・18インチをラインアップし、サーキットでよく使用されているサイズが揃っている。
発売開始時点で265/35R18が約1.3万円、255/40R17が約1万円とかなり格安。だが発売直後に購入したユーザーによるとグリップ力自体はかなり低く、エコタイヤ並のタイムしか出ないという話も。
GOODRIDE SPORT RS
浅溝化が進むハイグリタイヤ界において、新品で10mmほどの溝を持つ良心的なタイヤ。その分ヨレるが耐久性もある。高いグリップ力と発熱の良さを誇り、筑波タイムアタックでも好タイムを記録している。近年はグリップのタイムアタックに力を入れている印象。
GOODRIDE SPORT RSⅡ
2023オートサロンで発表され、同年3月ぐらいからちらほらテスト販売されはじめたGOODRIDE SPORT RSⅡ。カタログ上はTW240だがタイヤにはTW180と記載されてるとか。外側のパターンを変更、ショルダーを立てて剛性UP、コンパウンド改良により、特に溝が減ってきたときのグリップ力とライフを改善している。
FEDERAL 595RS-R
かつてアジアンハイグリップといえば595RS-Rであった。国産タイヤの半額で同等のグリップ力を得られることで一世を風靡したが、他のアジアンメーカーが競合商品を多数出している今となっては性能・価格の両面で優位性を保てていない。ウエットに弱いことと、熱が入ると横一直線の亀裂が入る(性能に問題はない)のが難点。
FEDERAL 595RS-RR
595RS-Rの後継。かなり特徴的なタイヤパターンが印象に残るが、実際に使うとすさまじいロードノイズに驚かされる。ドライグリップは旧型よりも進化したが、ウエットグリップには弱いままとの話も。価格的にもこれを積極的に選ぶ理由があるかと言われると微妙なところ。
FEDERAL 595RS-PRO
2019年5月に発売された595シリーズ最新作かつフラッグシップモデル。TW200。DIREZZA Z3並のグリップ力を発揮するが熱ダレするという話なので、595RSのグリップ向上版的なイメージだと思われる。縦溝が2本走っているのでウエットグリップは向上しているだろうし、EURO R117認定(騒音に関する規定)でロードノイズも低減しているらしい。価格的にもそこそこ。
SAILUN GENE R Pole D
JINYU FG-1→ROADX RT01→SAILUN GENE R Pole Dと、Sailun Tires(サイルンタイヤ)グループ企業内でブランドを変更して販売されているタイヤ。どちらかといえばドリフト向けで、柔らかく発熱が早いがタレるという特性があるらしいが、特性を理解すればグリップでも楽しめそう。
日本未発売だがSAILUN GENE R Podium Dという同じパターンでよりハイグリップになったモデルも存在。D1で使用されているのはこちらのモデルだと思われる。
SAILUN ATREZZO R01 SPORT
SAILUNのハイグリップタイヤ。最近はD1などのドリフト業界に結構進出している。そこまで高いグリップを持っているわけではないようだが、減りは少なく操縦性も悪くないとか。サイドウォールが柔らかいという話もあるが、アジアンタイヤなのでご愛嬌。見た目がネオバ。サイズラインナップはそこまでないが、お手頃価格。
GT RADIAL CHAMPIRO SX2
元ミシュラン傘下のインドネシアタイヤブランドGT RADIALのモータースポーツ向けタイヤがCHAMPIRO SX2。TW200。サーキット走行を見越した設計ということで、レビューを漁るとサイドウォールがしっかりと硬いという話が出てくる。が、その一方でグリップについてはそこまで高くなく、ハイグリとセカンドラジアルの中間ぐらいという話。気軽にグリップを楽しむか、あるいはドリフト用にいいかもしれない。
GT RADIAL CHAMPIRO SX-R
GT RADIALを取り扱う阿部商会が2024年6月に国内発売したのがCHAMPIRO SX-R。TW140。左右非対称で大型のブロックパターンから分かるようにもサーキットユースを強く意識したタイヤで、レーシングコンパウンドにより熱ダレ等の温度によるパフォーマンス変化を抑制。さらにレーシンググレードの構造により最大限のトラクションを発揮するとのこと。
インドネシア本国では2021年より発売されており、日本にも全サイズである15~18インチの5サイズを導入。国内レビューにヨレばTW140という数字の割には摩耗は穏やかで、グリップレベルも高いらしい。
HABILEAD S3000(KAPSEN S3000)
中国山東省のタイヤメーカーKAPSENのハイグリップタイヤS3000。近々名前がHABILEADに変更されるとか。TW200で主に18インチをラインナップ。ドリフトでのレビューによると、そこそこ高いグリップがあり(KENDA KR20A以上、VALINO PERGEA 08R未満?)、減りが少なめ、ブロック飛びなどもしづらいとのこと。
シバタイヤ(トレッドパターン:R23 / R31 / R60)
R31型スカイライン専門店のR31 HOUSEがRYDANZと共同開発して作ったオリジナルタイヤがシバタイヤ。豊富なサイズと、同じ型を使いつつコンパウンドと構造により使用用途を分けるという斬新な方法でラインナップを充実させている。
2024年のコンパウンドは5種類。
- 200R(シバタイヤ最強タイヤ。スプリント、アタック、耐久レース向け)
- 280(低温からグリップする、ジムカーナ・グリップ走行、ラリー向けタイヤ)
- 280R(R31パターンにのみ採用される、280の進化版)
- 240(ドリフトのリアタイヤ向けタイヤ)
- 300(ドリケツ向けの安価なローグリップタイヤ)
2024年のトレッドパターンは3種類。(※コンフォート、スタッドレスを入れると5種類)
- R23(初代シバタイヤ。ラウンド形状で深溝、ウエット性能は低め。7種のコンパウンドで販売)
- R31(スクエア形状で浅溝、ケース剛性を上げた、よりグリップが出るパターン。ウエット性能も高い。200R、280Rの2種のコンパウンドで販売)
- R60(ほぼスリックのタイムアタック向けラジアルタイヤ。タイムアタック用のTコンパウンドと、周回用のSコンパウンドを用意)
R23とR31で同じコンパウンドを使用するモデルがあるが、パターンや形状の違いで特性が異なるそう。ショルダー形状が違うので厳密に見れば最適なセットアップや走り方も変わるだろうが、タイムだけなら浅溝のR31、たくさん練習するなら深溝のR23という使い分けでも良いかも。
僕はTW200(200Rの前型)を使用したが、アタック中のグリップ力には目を見張るものがある一方で、真冬の走り始めは全くグリップしない。連続周回は可能だが、タイヤのタレもそれなりにある。
レギュレーションの都合もあるが、ジムカーナでシバタイヤ280は圧倒的な支持を得ており、実質シバタイヤワンメイク状態になりつつある。
FIVEX Gerun 055A/055D
2022年9月に発売開始。
Gerun 055D(TW240)は競技車両向けドリフト専用モデルとして販売されており、発熱ポイントを下げながら熱ダレを抑えるコンパウンド、グリップ性能を追求したトレッドパターン、ロープレッシャーに対応したショルダー~サイドウォールの高剛性設計を採用。タイムアタック向きではないが、ドリフト競技に特化したモデルとして18~19インチのタイヤをラインナップする。
Gerun 055A(TW280)はGerun 051Aのアップグレード版であり、コンパウンドはそのままショルダー~サイドウォールの剛性をアップ。TW280規格を思わせないワンランク上のグリップ性能の扱いやすいコントロール性能、ストリートでの安定性や静粛性を実現している。
Zeknova SUPERSPORT RS
ZESTINOと同じ中国工場で製造しているのがZeknova。SUPERSPORT RSはドリフト練習用と銘打ち、グリップと耐久性を両立。8mmと深溝のため新品に近い時はヨレを感じるらしい。恐らくかつてのZESTINO ACROVA 07Aと同じ立ち位置。以前はLAKESEA SUPERSPORT RSの名で販売されていた。
Zeknova JR500/JR800
Zeknovaが作ったスイスで開発したという新型タイヤ。完全にドリフト用とのことでグリップ走行は想定していない。1cmの深さを持つ溝が刻まれ、縦溝以外はほとんどスリックタイヤなトレッドパターンをしている。SUPERSPORT RSよりグリップ力は高いらしいが、連続周回はかなり厳しいとか。
TW140(JR800)とTW240(JR500)を用意し、サイズは4種類あるらしいが、ひとまず2023年4月にTW240の265/35R18だけがZeknova公式サイトで発売された。
Zeknova Circuit 07S
Zeknovaのタイムアタック向けタイヤがCircuit 07S。TW60という超ソフトコンパウンド。RS606よりも剛性の高いケースに発熱しやすいゴムを使用し、さらなるタイムアップを目指せる。海外ではZESTINOブランドで販売されている。ただタイヤ自体が重たく、見た目の割にはそこまでグリップが高くないとか。
Zeknova VICTAS ZS01
Zeknovaのターマックラリー、タイムアタック、ジムカーナ向けSタイヤ。Mコンパウンドで15インチのみ4サイズがラインナップ。絶対的なグリップよりも耐久性を重視しているとか。トレッドのブロックがかなり大きいのでステアリングレスポンスが良さそうな印象。
ZESTINO Gredge 07R
2022年に復活したZESTINO Gredge 07R。TW240。2015年あたりに一世を風靡したGredgeシリーズの中間グレードだが、ZESTINOはミドルクラスタイヤとしての再編を行い、Gredge 07Rをハイコストパフォーマンスタイヤとしてリニューアル。265/35R18でも一本1万円(2023年1月時点)という圧倒的な安さ、そしてコントロール性の高さを武器にしている。
ZESTINO Gredge 07RK
Gredge 07Rの軽自動車専用タイヤがGredge 07RK。TW240。07Rの性能を引き継ぎながら軽自動車に最適化された07RKは、モータースポーツで培った技術とストリートでの快適性を両立したパフォーマンスタイヤ。165/55ZR14の1サイズのみのラインナップ。
VALINO PERGEA 08C/08R/08RS/08SP
ドリフト専用タイヤブランドのVALINO。ハイグリップタイヤのPERGEAシリーズは、車両の馬力や求めるグリップに合わせて08C/08R/08RSの3種類をラインナップ(08SPはアメリカ・ヨーロッパ専用モデル)。低温時からの熱の入りが重視されているため、ドリフト大会では高いパフォーマンスを発揮する。一方早期に熱が入りトレッド面がでろでろに溶けてしまう他、サイドウォールの柔らかさもあるため、サーキットでのグリップ走行に使用するタイヤとは言い難い。非常に割り切りの良い、明確な目的を持つタイヤ。
08R JPNというD1GP専用モデルも存在。
ATSUさんのレビューによると、ジムカーナ競技では冷間時からの高いグリップを活かすことができる、とのこと。
VALINO ALEDGE 08F
2024年4月登場の、2024年FOMURA DRIFT JAPANのレギュレーションに合わせた新設計・新コンパウンド採用タイヤ。285/35R19と265/35R18の2サイズをラインナップ。
VALINO VR08GP NEUMA / SPORT
VALINOのサーキットタイムアタック用タイヤVR08GPの後継モデルがVALINO VR08GP NEUMAとVR 08GP SPORT。2024年発売。VR08GPのトレッドパターンはほぼそのままに、深溝化してライフを伸ばしている。
NEUMAがTW200で、SPORTがTW300。深溝化したがタイヤのヨレは少なく、NEUMAのパフォーマンスはVR08GPと同程度でライフが増加。SPORTはホビーユースからストリートまで幅広く対応する。
VALINO VR08GP EVO β
VALINOがさらなるラップタイム短縮のため、2024年10月15日に販売開始したのがVR08GP EVO β。発売時点では265/35R18の1サイズのみの販売で、モニターキャンペーンとして4本税込10万円でデリバリー。VR08GPと同じパターンだがTW200の新コンパウンドの採用や構造の見直しが行われている。
VITOUR TEMPESTA ENZO V-01R/V-02R/V-03R
中国発で、2019年からD1に参戦をし始めるなどドリフトの方面で売り出し中のタイヤ。見た目はかなり国産ハイグリップに似ていて、価格も控えめ。14~19インチまでをラインナップ。
ハイグリップのV-01R(TW140)、中間モデルのV-02R(TW200)耐久性に振ったV-03R(TW280)の3コンパウンドを揃える。2020年春まではV-02Rと同等のコンパウンドのみが販売されており、そのグリップは一昔前の2010年頃の国産ハイグリップと同等ぐらいいう話。V-01Rのグリップ走行での性能に期待したい。
VITOUR TEMPESTA ENZO PERFORMANCE K
VITOUR TEMPESTA ENZOの軽自動車サイズモデル。TW200で、サイズは165/55R14と165/55R15の2種類。耐久性とグリップの両立が図られており、耐久レースや練習走行で使えそうなイメージ。単純な価格優位性は低そうだが、タイムよりも長く楽しみたい!というコスパ重視の軽自動車ユーザーにウケそう。
VITOUR TEMPESTA WRAITH TW100/TW200
VITOURタイヤの新世代セミスリックタイヤ。2023年頃だけP1という名前で販売されていた。アメリカのタイムアタックレース用に開発されたグリップ用タイヤで、トレッドウェアは100と200をラインアップし、映像で見る限りかなり浅溝。サイズは15インチと18インチのみだが、285/30ZR15というかなり特徴的なサイズを揃えている。
NEOLIN Neo Racing
TOYO R1Rのパクリみたいなトレッドパターンの中国製タイヤ。TW80とTW320の2種類が存在する。中国のYanchang Rubberが製造しているのだが、肝心の公式サイト上にNEOLINブランドのタイヤが一つも載っていないから謎。同社のDURATURANブランドではMOZZO XXRという同一パターンのタイヤが存在する。国内レビューによると一瞬でぐずぐずに溶けてなくなったとのこと。走行後のトレッド面の画像から察するにドリフト用だろうが、積極的に買うべきかは疑問。フジ・コーポレーションでTW80の265/35/R18サイズが約9000円で販売されている(2021年1月時点)超安価なタイヤ。
WANLI Sport Racing
WANLIのネオバ系トレッドパターンを持つ、TW140のハイグリップタイヤ。日本国内で流通しているサイズが少ないが、17~18インチが1本1万円前後という低価格で販売されている。
国内外のレビューを探してみたが、ユーザー数が少ないのかほとんど情報が見当たらず。「ドリフトのリアだとトレッドが剥がれる」「KENDA KR20Aよりはグリップが高い」といった感じのようだ。
WANLI SR390
一時はD1に参戦もした中国のワンリタイヤだが、2019年12月時点でグローバルサイトは404 Not Foundとなり、何がどうなってるのか不明。SR390という名のハイグリップタイヤが2017年あたりから流通しており、一応現在でもヤフオクや楽天で販売されてたりされていなかったりする。2022年2月に確認した限り、17~18インチが6000~7000円台/1本で販売されており激安。
とにかく硬いサイドウォールを持ち、タイヤ単体がやたら重たいらしい。一発のグリップは高いが周回するとイマイチ。その辺はやっぱりドリフト用に開発されただけある。
LINGLONG TIRE FLASH HERO
D1で近年高い戦闘力を見せているLINGLONG TIRE(リンロンタイヤ)の市販ハイグリップモデル。UTQGは200AAA。Buy Now Japan取り扱いにて販売されている。高いグリップと耐久性を両立しているらしく、ドリフトのリア履きでは空気圧を上げてもかなりグリップしつつ、減りが抑えられているとのこと。パターン的にも熱入りが良さそう。
GRIPMAX PureGrip RS Z-1
GRIPMAXというオフロード系のタイヤを多く販売する中国ブランドが2023年6月に販売したハイグリっぽいタイヤがPureGrip RS Z-1。TW200。フジコーポレーションが輸入している模様。15~19インチを取り揃える。
かなり幅広のセンターリブや、一個一個が大きく取られたブロックなどからハイグリップタイヤとしては割りと期待できそうなパターンになっている。が、値段的にもお買い得感は無く(フジで買うのが一番安そう)、当然販売したてで海外レビューすら見当たらないため詳細不明。
NEXEN N’FERA SUR4G
NEXENが2018年5月に日本で販売を開始した、NEXEN初のハイグリップタイヤ。アメリカのフォーミュラDで開発されたこのタイヤは、海外レビューによるとBRIDGESTONE RE-71Rと同等レベルのグリップを発揮するとか。
僕はこのタイヤを2021年4月より使用開始。非常にコントローラブルで高いグリップを発揮。少し空気圧に敏感という癖があるものの、他のアジアンタイヤとは一線を画すハイレベルな仕上がりを見せるタイヤだ。
MAXXIS VR-1 VICTRA
バイクや自転車やってる人なら知ってるMAXXISのハイグリップタイヤ。アメリカのフォーミュラドリフトに出場して優勝したりもしているのだけども、日本国内ではほぼ販売されていないので情報が皆無。売っていても値段が高い。
HANKOOK Ventus R-S4
前型のR-S3から進化を遂げたR-S4。絶対的なグリップ力で言えば国産ハイグリップタイヤに僅かに劣るようだ。特に冬場は温まりが悪く、発熱していない状態だとイマイチだとか。 ただし耐久性に優れるようで、パフォーマンスと合わせて価格的にもバランスが優れると好評。
KUMHO ECSTA V730
クムホが2021年に発売(日本では2022年から)した最新スポーツラジアルタイヤ。TW200。海外レビューによると「ステアリングレスポンスの良さ」「ADVAN A052よりわずかに低いグリップ」「走り始めから終わりまで一貫したグリップレベルと耐久性の高さ」が特徴として挙げられている。特に耐久性とタイムの安定性に付いては特筆すべき点があるとか。
KUMHO ECSTA V720
KUMHOは他にもV700とV710をラインアップするが、日本国外ではV720だけが唯一公道用タイヤとして認定されている。ただしハイグリップというよりもスポーツタイヤ寄りなポジションであり、KUMHOのハイグリを選ぶならV700になる。
KUMHO ECSTA V700
KUMHOハイグリップシリーズの中間グレード。だけどもV700とV710は日本以外ではレーシングタイヤに指定され、実際に耐摩耗性能がSタイヤ以下。2018年初頭にマイナーチェンジしさらなるソフトコンパウンド化を果たしたとか。少ない周回数でのタイムアタックにはかなりの強みを発揮し、主にコンパクトカーのサーキットアタッカーから支持を得ている印象。
KUMHO ECSRA V710
2本の縦溝しか彫られていないという完全インチキラジアルタイヤ。実際に日本以外ではレーシングタイヤに指定され、国内でも多くのサーキットでSタイヤ相当とされている。メジャーサイズのラインナップは少なく、どちらかといえばスリックタイヤのそれに近いサイズが揃う。スリップサインが出ていなければ車検も通るが、さすがに公道で使用する気になれない。
MICHELIN PILOT SPORT CUP2
ミシュランの主に高級車ユーザーを狙った公道走行が可能なサーキット用タイヤ。17~21インチまで様々なサイズを揃えるため、現代のポルシェ・フェラーリ・マクラーレンといったスーパーカーにとって貴重な選択肢。PILOT SPORT CUP2 Rというさらにグリップを高めたバージョンも存在する。
PIRELLI P ZERO TROFEO R
PIRELLIの誇る公道も走れるサーキットタイヤ。TW60という圧倒的なトレッドウェアの低さと、「ハードウェットの時は公道を走るな」とはっきり説明に書かれてる割り切りの良さが気持ちいい。高いグリップと限界付近でのしっかりとした粘りを持つが、あっという間に減るらしい。基本的にスーパーカーユーザー向け。庶民じゃ財布が持たない。
HOOSIER DOT Drag Radial
HOOSIER DOT Drag Radialは、国産タイヤで言うところのSタイヤに相当するタイヤ。低温or周回数が少ないタイムアタック用のA7コンパウンドと、高温or周回数が多いレース用のR7コンパウンドの2種類が存在。以前からあるが、2019年冬のタイムアタックイベントで海外勢が使用し、圧倒的なタイムを刻んだことで一躍有名になった。サイズも豊富だが、特殊なサイズが多い。
国産タイヤ
TOYO PROXES R1R
TOYOのロングラン商品。国産ハイグリップタイヤの中では最も安価に入手できるため人気が高い。昔はグリップする分良く減るタイヤだったが、近年マイナーチェンジにより摩耗が抑えられた。ただし基本設計が古く、今やもっと安価でグリップの高いタイヤが多数販売されていることから、国産という点以外でR1Rを選ぶ理由が無くなりつつある。
TOYO PROXES R888R
国産タイヤとしては比較的安価に高いグリップを楽しめる。13~20インチまでをラインナップし、特に小さいサイズは低価格なので、コンパクトカーユーザーに人気が高い。R888R Driftというドリフト向けに開発されたものも存在する。
DUNLOP DIREZZA ZⅢ
DIREZZAチャレンジなどの効果により人気を獲得しているDUNLOPのハイグリップタイヤ。国産メーカー御三家(BRIDGESTONE / DUNLOP / YOKOHAMA)のハイグリの中では最も安価。旧モデル(ZⅡ☆)に比べるとケースが柔らかくなったのか、初心者にも扱いやすくなったと評判だが、その分上級者からの支持が薄れた印象。現時点の国産タイヤで最もコストパフォーマンスが高いとされている。
DUNLOP DIREZZA ZⅢ CUP
2023年3月16日に発表、3月23日に販売開始されるDUNLOP DIREZZA ZⅢ CUP。ZⅢのトレットパターンやプロファイル技術を踏襲しつつ、サーキットレースでの使用を想定し開発した新コンパウンドを採用。耐摩耗性能を維持しつつグリップ性能とコントロール性能をより最適化したモデル。サイズは215/45R17 87Wの1サイズのみ。
2023年のGR86/BRZクラブマンシリーズの指定タイヤ。
DUNLOP DIREZZA β02
元々は86ワンメイクレースに対し開発されたタイヤ。同レースに使用されている他メーカーのタイヤに比べると安価であり、通常のハイグリップラジアル以上のグリップが手に入ると人気。
DUNLOP DIREZZA β06
2023年発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。215/45R17の1サイズ。新開発のプロファイルと配合を採用し、内部構造を最適化することで、サーキット走行におけるコーナリング時や高速域における操縦安定性能とグリップ性能をより高い次元で実現している。
DUNLOP DIREZZA β11
2023年2月発売の、ジムカーナ競技での上位入賞を目標に開発されたハイグリップスポーツタイヤ。β10の後継モデルであり、2023年全日本ジムカーナ/ダートトライアルの基準を満たす。16~18インチまでをラインナップ。
GOODYEAR EAGLE RS Sport S-spec
Z3のパターン違いモデル。価格帯もZ3とほぼ同等。かつてはZ2☆よりもグリップすると評判で、実際にZ3とは異なる中身であったそうでそうだが、2017年にS-specとなって以来中身がZ3と全く同じになったという話。Z3に比べるとサイズが少なめ。
FALKEN AZENIS RT615K+
DUNLOPの別ブランド。ユーザー数が少ないためわからないことが多いが、温まりが速いとの情報が多い。そこそこのタイムが出て、耐久性もそれなりにあるという話だが、いかんせん情報が少ない。他と違ったタイヤでサーキットを楽しみたいというユーザーの需要を満たしてくれるだろう。実はケースもコンパウンドもZ3と全く同じだという情報もあり、こちらの方が安価で購入できるケースも多いので、隠れたお買い得商品かもしれない。
YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08R
かつてハイグリ最強と言われたAD08Rだが、今現在ではZ3、RE-71Rと比べると最も古いタイヤとなってしまったため、タイムアタッカーがあえてこれを選択する理由がなくなってきている。ただしタレにくく耐久性も高いため、他に比べて長く使えるかもしれない。
YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD09
2022年2月についにリリースされたAD08Rの後継モデルがAD09。ストリートからサーキットまでを幅広く網羅できる懐の広さがあり、タイム的にはA052より一歩劣るものの、履きっぱなしでサーキットに行ってそのまま帰ってこれる。運転の楽しさのみならず、新技術によりコントラストが高くはっきり見えるようになったサイドロゴによる視覚的なかっこよさも。
YOKOHAMA ADVAN A052
ADVANの誇る最強ラジアルタイヤ。とにかく高いグリップと扱いやすさを両立しており、そのコントロール性能と約束されたタイムからタイムアタッカーからの絶大な支持を得ている。タイヤカスを拾いづらいのも特徴。
YOKOHAMA ADVAN A08B
元は86レース用に開発されたタイヤ。A052のテストモデルというような立ち位置だったのだが、2019年にサイズラインナップを拡大。ADVAN A08B SPEC Gという冷間時のグリップ性能に優れたジムカーナ用スペックも登場した。
BRIDGESTONE POTENZA RE-71RS
2020年のオートサロンで発表、2月より順次発売されたRE-71Rの後継がRE-71RS。86レースタイヤを想起させる左右非対称パターンを刻み、路面との接地を高めるためにハイグリップポリマーを配合したトレッドゴムを採用。71Rに比べ2%のラップタイム向上と5%の耐久性向上を謳う新世代ストリートラジアルタイヤ。
作動温度が高めなので街乗りでの摩耗は最小限に抑えられ、サーキットでは縦横をしっかりと使う基本に忠実な乗り方でタイムが出る。RE-71Rのピーキーな部分が抑えられ、周回してもタイム落ちが少ない。
BRIDGESTONE POTENZA RE-12D / TYPE A
元は86レース用に開発されたタイヤ。タイムと耐久性の両立を図っており、後継となるRE-07Dに切り替わるまで86レースプロクラスで圧倒的な成績を誇っていた。縦グリップがかなり強いが、タイヤカスのピックアップがかなりある。RE-12D TYPE Aというジムカーナ用に冷間時のグリップを高めたスペックも存在。1周のアタックに全てを賭けられる人にとっての最強タイヤ。
BRIDGESTONE POTENZA RE-10D
2024年7月1日発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。旧型のRE-09Dからパターンを変更、構造と形状を最適化し、ドライ・ウエット両方の性能をさらに向上させたコンパウンドを採用している。
生産・販売終了したタイヤ
BRIDGESTONE POTENZA RE-71R
86・ジムカーナ・ドリフト用のタイヤを除けば、現時点で最強のラジアルタイヤがRE-71R。グリップ・街乗りでの静粛性は随一だが、その分値段も高く消耗も早い。その高いグリップ力ゆえにタイヤカスのピックアップが多いという問題もあるが、街乗りからサーキットまで履きっぱなしで行けるラジアルタイヤのメリットを最大限生かしながら最高のアタックラップを刻みたい、という高い要求に応えてくれる。
※RE-71RSの発売により生産終了
HANKOOK Ventus R-S4 Z232T
ハンコックの86ワンメイクレース用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。2018年に86レース用に作ったはいいが、規定を満たしていないと判断されてしまった不遇なタイヤ。あのレースはそういうことちょこちょこあるよね…。
GOODYEAR EAGLE RS Sport V3
GOODYEARが2019年に発売した86レースプロクラス用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。ルクセンブルクの開発チームが造ったらしく、2019年の開幕戦で従来のコースレコードを更新するなどなかなかのハイパフォーマンスを見せている。
※EAGLE RS Sport V4の発売により生産終了
GOODYEAR EAGLE RS Sport V4
GOODYEARが2020年に発売した86レースプロクラス用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。
BRIDGESTONE POTENZA RE-07D
2019年1月に投入された86レースプロクラス用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。2019シーズンの86レースプロクラスでは全8戦中6勝を飾り、圧倒的なパフォーマンスを発揮した。
※POTENZA RE-08Dの発売により生産終了
BRIDGESTONE POTENZA RE-08D
2022年4月発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。GR86/BRZのタイヤサイズが17インチにサイズアップしたことによりRE-07Dからモデルチェンジした。
BRIDGESTONE POTENZA RE-09D
2022年9月発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。妥当DUNLOPに燃えるBRIDGESTONEがシーズン途中から投入したRE
DUNLOP DIREZZA β04
86ワンメイクレースプロクラス用に対し開発されたタイヤ。現時点で205/55R16以外の設定がない。86レース用なので絶対的なグリップと引き換えにライフは短い。意外なことにそこまで高価ではない。
※DIREZZA β05の発売により販売終了
DUNLOP DIREZZA β10
ジムカーナ競技用に冷間時のグリップと発熱性を高めたタイヤ。β02の欠点であった夏場のグリップやウエット時の排水性を改善し、2019年8月に投入された。
※DIREZZA β11の発売により販売終了
DUNLOP DIREZZA β05
2020年発売のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。元々は205/55R16の1サイズだったが、2022年に86レースの車両が新型GR86/BRZへと変更されたことに伴い215/45R17の1サイズへと変更されている。
NEXEN N’FERA Sport R(旧型)
NEXENの86ワンメイクレース用タイヤ。サイズは205/55R16のみ。プロフェッショナルクラスに1台のみこれを使用してエントリーしているが、そこそこの順位を走っているので決して遅いタイヤではないっぽい。意外とお手頃価格で買える。
※新型の発売に伴い販売終了
NEXEN N’FERA Sport R(2022)
NEXENのTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupプロクラス用タイヤ。サイズは215/45R17の1サイズのみ。
ATR-K SPORT
低価格ハイグリップでタイムを狙うならこれが最強。価格も非常に安いが、時期によって価格・在庫状況に変動があるので注意が必要。軽自動車用だったはずなのにラインナップが次々と拡大し、僕も2019年11月から使用を開始した。特に縦グリップが強く、連続アタックでの垂れは少なく、そして少量の雨なら意外と食う。最初から溝が浅い。
ATR SPORT 123S
コの字型のトレッドパターンが特徴的なタイヤ。ケース剛性が非常に高く、滑りだした時のコントロール性が抜群にいい。一方でグリップ力は低価格ハイグリップタイヤの中でもさほど高くなく、サーキットでの摩耗も猛烈に悪い。温まっていない状態でもしっかりグリップするので、ドリフト大会用にはいいと思う。
ZESTINO Z-REX ZTS-5000
ZESTINOのエントリーモデル。AIR REVOという空気圧でタイヤのグリップ力を操る構造をしているらしく、かつてのACROVA 07A~Gredge 07Rまでのグリップ力をコントロールするという。旧製品ラインナップに比べると柔らかめの構造だとか。
ZESTINO Z-REX ZTS-7000
ZESTINOタイヤのミディアムグレード。AIR REVOという空気圧でタイヤのグリップ力を操る構造をしているらしく、かつてのGredge 07R~Gredge 07RSまでのグリップ力をコントロールするという。それが本当ならかつてのハイエンドと同等である。ただサイドウォールが柔らかめの構造故にヨレが大きく、横に粘るが前に進まない、というレビューが散見する。ドリフト向けな様子。
ZESTINO Z-REX ZTS-8000
ZESTINOタイヤのハイエンドグレード。AIR REVOという空気圧でタイヤのグリップ力を操る構造をしているらしい。2020年秋に発売開始。発熱性の良さが特徴的でレイングリップが高く、ジムカーナなどの短時間競技に向いているのではないかと評価されている。
FIVEX Gerun ULTRA
FIVEXのタイムアタッカー向けタイヤ。セミスリックのトレッドを持ち、トレッドウェア40という攻めたタイヤ。国産ハイグリップタイヤとタメを張るほどのプライスタグが付いている。
Zeknova RS606 R1/R3/R4
Zeknovaのハイグリップタイヤ。低温からグリップするドリフト向けのR3(TW100)と、タイムアタックや夏場のドリフト向けのR1(TW140)、そして耐久性に優れるR4(TW240)をラインナップ。R1はケース剛性が高く、国産最新ハイグリップタイヤに比べれば一歩劣るがグリップも高レベル。R1はコストを抑えてタイムアタックを楽しみたいユーザーにうってつけのタイヤかもしれない。
R1を使ってみた結果、グリップレベルこそ高い物のタイヤの特性的に活かすには多少セットアップをタイヤに合わせる必要があるようだった。僕は活かしきれなかった。
LANDSAIL ApexKing AK01
タイ王国のタイヤメーカーSENTURY社が作ったハイグリップタイヤがLANDSAIL ApexKing AK01。15~18インチまでがラインナップされ、265/35R18が一本1.1万円で販売されている。335/30R18などの極端なサイズも存在。日本国内では取り扱い店舗による専売となっているようで、そこの一社からしか販売されていない。TW200で、連続周回を重ねてもパフォーマンスが安定しているとのこと。
CELIMO Rking GTR5
ヤフオクで265/35R18サイズのみが出回っており、1本7300円(送料別)という激安価格で販売されているタイヤ。中国製の様で、TW200。販売元いわく「高い発熱性と冷えた路面でも安定した性能を発揮し、ライフとグリップを両立、ヨレの少ない構造でシャープな操作性。ドリフトの練習~中級者向け大会、タイムアタックは初・中級者の練習に」とのこと。情報が極めて少ないが、ドリフトでのレビューではaccelera 651SPORTのTW200よりちょっとグリップが良くてヨレが少ないが、ライフは少し短めとのこと。
2022年のD1指定タイヤには「CERIMO Racing King GTR5」が登録されているが、これがRking GTR5と同じかどうかは不明。
Zeknova ZENEW
2022年7月に発売された、D1 Lightsで開発されたというタイヤ。メーカー曰く発熱性と熱ダレに強く、温度変化によるグリップ変化が少なく安定した性能を発揮する。ドリフトではコントロール性が高く、タイムアタックでは安定した性能で練習用にピッタリとのこと。現在265/35ZR18と235/40ZR17の2サイズのみライナップ。
TRI-ACE RACING KING
中国ワンリタイヤの別ブランドがTRI-ACE。以前ワンリがD1に出ていた時に使用されていた。トレッドウェアは100/140/160/200の4種類が存在し、グリップなら200か160がいいとか。ドリフトのフロント履きで使用するユーザーが多く、基本的にはドリフト用ではないかと思われる。
RYDANZ REVIMAX R03RS
中国ブランドのRYDANZ(レイダン)から販売されているハイグリップタイヤ。R03RSは見た目的に普通のハイグリップタイヤと変わらない感じで、R31 HOUSEによると「グリップかドリフトのフロント履き用」とのこと。公式サイトによると18インチの3サイズのみをラインアップし、TW140とTW240が存在。
RYDANZ REVIMAX R33RS
同じくRYDANZタイヤでも中国のD1で活躍しているのがR33RS。R31 HOUSEによると強烈なグリップを持つので「本気のドリフトのリア用か、一発のタイムアタック用」とのこと。公式サイトによると7サイズをラインナップし、TW140とTW80が存在。
シバタイヤ 廃盤コンパウンド
シバタイヤの廃盤コンパウンド。
- TW200=200S(~2024年前半):連続周回向けグリップタイヤ
- 200T(~2024年前半):1発アタック向けグリップタイヤ
- 180(~2024年前半):ドリフトリアタイヤ向けハイグリップタイヤ
- 380(~2024年前半):ロングライフを追求したストリート専用タイヤ
VALINO VR08GP / VR88GP
ドリフト専門タイヤブランドだと思われていたVALINOが2020年夏に発表したグリップ用タイヤがVR08GP。2020年10月より販売したが、7月にVR00βという開発最終モデルが先行モニター販売されていた。
外側の溝がきわめて浅い左右非対称パターンはADVAN A052を想起させるもので、VR00βをテストしたレビューによると温まるのは遅めだが、グリップレベルはかなり高いらしい。
2021年末にはさらにソフトコンパウンドとなるVR88GPが登場。TW180でVR08GPよりも温まりが早くグリップが高いとのこと。
INTERSTATE RACE DNRT
フジコーポレーションが輸入しているタイヤ。海外レビューによると「HANKOOK RS4と近しいグリップ力を持つ」とか。非常に安価ながら高いグリップとタレの少なさ、操縦性の良さがあるらしく、知る人ぞ知る良タイヤだとか。
FIVEX Gerun 051A/051S/051R
かつてZESTINOブランドで販売されていた商品が、パターンとコンパウンドはそのまま、サイドウォールの素材と構造を見直し、ブランド名を変更して2019年1月から販売再開されたのがFIVEX Gerun 051シリーズ。元の名称からの変更は
- ZESTINO ACROVA 07A → FIVEX Gerun 051A
- ZESTINO Gredge 07R → FIVEX Gerun 051S
- ZESTINO Gredge 07RS → FIVEXGerun 051R
となっており、051A(TW280)<051S(TW240)→051R(TW140)の順でグリップ力が高い。基本的にどれもドリフト用に開発されていたためスライドコントロール性能が高く、また摩耗に対しても強い。ただしサイドウォール剛性が下がったことでグリップ向きではなくなったという話もある。
FIVEX Gerun 035R
Gerun 035RはR35 GT-R専用開発モデルでTW200。車重1700kgのR35の車両重量を支える構造、コンマ1秒を狙うレーシングコンパウンドを採用。
コメント
あの 良ければなんですけどハンコックから出てるz214ってタイヤも紹介して下さい。
ヤフオクでサイズラインナップが変なのしか無いですけど2018年製の物が半額以下で出回ってます お試しで買ってみたら恐ろしいグリップ力でパワーが負けました
Z214ってまだ買えるんですね!在庫限りなんでしょうけど魅力的です…
この記事の趣旨にあうようでしたら、
NITTO NT555 G2
も追加していただけますか。
WRXさん、こんにちは。
NITTO NT555 G2ですが、こちらはいわゆるセカンドグレードのスポーツタイヤに当たるので、
この記事の趣旨とは少し外れてしまいます。
NITTOといえばNT05がハイグリップタイヤとしてラインアップされているのですが、
日本国内では販売が終了しているようで残念です…。
はじめまして。
ブログを読ませて頂いてますが、今回タイヤを購入するに当たり相談したくてメッセージを送らせてもらいました。
アジアンタイヤで乗り較べによる評価は中々してる方が居なくて、比較が曖昧な中凄く参考にさせて頂いてます。
とはいえ、私はほぼノーマルで街乗りしかしないのですが宜しければお勧めを伺いたいです。
ほぼノーマルのfdで現在は中古のままの7年前?位のsドライブとディレッツァd101が付いてます。
タイヤサイズは235/40/18 265/35/18です
車検やエンジン載せ替え等で予算も限られてしまい、fdに合わないとは思いますが、『見栄』と『静粛性』だとどれがお勧めでしょうか?
最優先は静粛性だったりします。
さすがにエコタイヤは恥ずかしいと思い、経験豊富なこのサイトの主様に教えて頂けたらと思い、いきなり失礼かとは思いましたがメッセージしました。
atrスポーツ2を今は検討してますが、他にお勧め等ありましたら教えて頂けたらと思います。
okさん、はじめまして。
お問合せのアジアンタイヤの件ですが、ここ最近の私はもっぱらハイグリップタイヤばかりを選択しているので、静粛性が最優先となりますと判断できません。
なぜならハイグリップタイヤにとって静粛性は二の次三の次であり、特にアジアンタイヤではあまり重視されていないポイントだからです。
「見栄えを重視しハイグリップタイヤを履きたいが、出来るだけ静かなものが良い」ということであれば、国産タイヤは比較的優秀です。
ただハイグリップタイヤは小石を多く拾いフェンダー内でぱちぱちと音がしますし、ロードノイズもそこそこあるので、静粛性が最優先であればお勧めしません。
参考までに、私が使ったアジアンハイグリップタイヤでは、Zeknova RS606はこの手のタイヤの中では比較的静粛性がありましたし、
現在未使用ですがNEXEN N Fera SUR4Gも静粛性に配慮された構造であることが見て取れます。
ATR-SPORT 2は非常に良いタイヤだったのですが、やはりスポーティータイヤなので、静粛性を最優先するコンフォートタイヤに比べれば一歩も二歩も劣ります。
また人気のNANKANG NS-2やKENDA KAISER KR20なども静粛性という点はそこまで重視されていません。
同じスポーティータイヤですが国産のADVAN FLEVA(Sドライブの後継)の方が結果満足できるのかもしれません。
すり減ってきても現在のタイヤよりも確実に静かなものが良いのであれば、コンフォートタイヤを選択すべきでしょう。
失礼します。最近になって、WANLIのSA390も再販してるみたいです。
あと、同じくWANLIでsports racingなるタイヤもあるみたいですね。
情報ありがとうございます!
はじめまして 自分もエイト乗ってます
素人評価ですけどアクセレラはトレッド100だと柔らかすぎと剛性不足で使いづらい気がします。スパッっと飛ぶタイヤでは無いけど、エア上げないとサイドが弱くてヌルって感じでヨレて 逆にエア圧上げると熱入りすぎる感じで 雨だと感触は悪くなかったのですがそれでもタレて美味しい時間が短すぎるので トレッド140とか120ほしいけど200までは? 太いサイズで引っ張ってブロックを少し減らした状態だと使えるかも? とか下手くそながら考えてました
アジアン初心者の意見でした すみません
下手のよこよこ好きさん、情報ありがとうございます!
アクセレラは剛性があまり無いとよく耳にしますね。パターン的にも縦溝が多めでヨレる感じがするのかなと勝手に思っています。
安いタイヤなので多くを求め過ぎず、ある程度のところで遊べるならいいですよね!
こんにちは、 sumaxxというタイヤについてなんですが最近ドリフトでチラホラ見るようになったのハイグリ系タイヤなんでしょうか? 情報が少ないんですが見た目ハイグリ系のなりしてるんで…
Arnさん、こんにちは。
SUMAXX、調べてみたのですが、TW300とのことなのでいわゆる「ハイグリップタイヤ」とは違うようです。
ここに載せているものであればFIVEX Gerun 051A(TW280)あたりが近しい性能だと思われます。
見た目はネオバ風のハイグリップっぽいパターンですし、ドリフトのリアタイヤ用とかによさそうですね。
私もZESTINO ACROVA 07AというTW280のタイヤで走っていたこともありますが、絶対的なタイムを狙わなければ適度なグリップ感でコントローラブルで楽しかったです。
価格が非常に安価ですし、楽しむのにはアリなのではないでしょうか?
はじめましてこんばんは。
急な質問なのですが、KR20Aとワンリのスポーツレーシングならどちらがおすすめでしょうか?
車はCZ4Aです。
用途は峠、サーキット、たまに街乗りです。
安くて食ってなるべく減らないタイヤ探してます…
はじめまして。
僕はWANLI Sport Racingを使ったことがないのでわかりませんが、ハイグリップモデルだとTW140とのことなので、それなりに減りが早いことが予想されます。
なるべく減らないことを望むのであれば、KENDA KR20Aの方が良いかもしれません。
はじめまして。
国産最安ハイグリップのR1Rを検討してました。
「今やもっと安価でグリップの高いタイヤが多数販売されている」と記載されてますが、おすすめを教えていただけますでしょうか。
hironotchiさん、はじめまして。
R1Rも悪いタイヤではありません。サイズによってはコストパフォーマンスは大変に高いです。
hironotchiさんがどのような環境でどのような性能を求めているのかわかりませんし、私はタイヤ屋さんではなくただの一般ユーザーなので、オススメについては回答できかねます。
最近このサイトで紹介されているタイヤを2種類履きましたので、情報をば。
ネオリン ネオレーシング TW320
235/40R18
レイダン REVIMAX R03S TW240
235/40R18 RSでは無い方です。
まずネオリンですが、TW320のグリップレベルはATRスポーツ2より微妙に上位の性能です。
暖まりは良く、ウェット性能もそこそこです。しかし熱ダレも早め。
アジアン屈指のサイドウォール・トレッド面の剛性が低く、リア履きですとエアをかなり張ってもヨレてコントロールしずらかったです。
安いのですが、スポーティタイヤとして選ぶのもそこまでオススメできないタイヤなのかと思いました。
次にR03Sです。
このタイヤのグリップレベルはペルギア 08R TW200に近く、ピークグリップはほんの少し劣るかなといった印象です。
ウェット性能はパターンの通り望めません。濡れているだけならグリップしますが、川が流れるレベルだとスパッと抜けていきます
タイヤの剛性は柔らかめではありますが、扱いにくいレベルではないため、気になりません。(溝の深さが影響してそう)
少し硬めのタイヤですので、暖まりは08Rなどのドリフト特化タイヤよりも遅めです。
熱が入ったあともトレッド面がとろけるような溶け方ではない為、持ちも期待出来ます。
タイムを追い求めなければ、安価で(1本約8000円)持ちも良い、コスパの良い練習タイヤになると感じました。
以上、ご参考になれば幸いです。
ヒャッハー2022年版だ!
はじめまして、いつも繰り返し読んでタイヤ選びの参考にさせていただいてます。
こうして情報を更新していただけるのが本当にありがたいです。
おかげ様でAR-1やV-02Rなどを楽しむことができました。
これからも、ご無理のない範囲で更新をしていただけたらとても嬉しいです。