オートポリスでDIXCEL R01ブレーキパッドをテスト！ブレーキフィールは抜群だが足回りの課題が…

ブレーキング⇒ターンインの際の挙動がどうにも安定しないので、先日ブレーキパッドをDIXCEL R01 Typeに交換した。今履いているATR-K SPORTが完全にスリップサインを超えていて限界だが、11月までにはこれがどうだったか一度は確かめておきたい。なのでオートポリスでテストしてみることにした。

平日なのにまさかの混雑
1. ブレーキはばっちり！でも足回りのセットが迷子の10時枠
2. 悩んで再アタックした13時枠

平日なのにまさかの混雑

10月後半～11月までオートポリスは毎週末イベントが行われる影響で走れる日が非常に限られてしまっている。とはいっても普通に平日ならいつも通り空いてるだろう、と思って行ってみたら…、

青空ピットは予想外すぎる

今日週末だったっけ？ pic.twitter.com/h9VLLBqDb8
— ひゃっかいだん (@hyakkaidan) October 28, 2020

まさかの全ピット埋まってた。午後からHOLIDAY CHALLENGE（※オートポリス主催の走行会）があり、それで半分ピットが埋まっているとはいえ、この状況はさすがに予想外。でもこれは仕方がないので、ささっと荷物を降ろして走行準備。

ブレーキはばっちり！でも足回りのセットが迷子の10時枠

1枠目となった10時枠では、エア圧は冷間で前後180kPaに調整。減衰はいつも前後とも柔らかい方から20段ぐらいで合わせるが、いろいろアドバイスを頂いたので、試しに前24段・後16段と大きく差を付けてみた。

ほぼオートポリスまでの移動でしか使っていないブレーキパッドなので、最初の内はブレーキの感触を確かめることに。これまでのProject μ HC+に比べると明らかに踏み始めでは効かないが、踏力を上げればちゃんと減速Gが立ち上がる。先にフロントばかりが効いてしまう感じも無く、ブレーキングでの姿勢が良くなったようにも思うし、リリースでもスッとパッドがローターから離れてくれる。DIXCEL R01 Type、かなりいいね！熱が入ってくるとタッチが少し柔らかくなってくるが、これはフルードなど他のところに原因があるかもしれないので要検証。

ペースを上げていくと、タイヤがもうないのでトラクションはかからないし、4輪ともズルズル滑る。こればかりは仕方がないが、なんだか妙にリアが軽い。ロールし始めで車が不安定になる。おかしいな…。

…と思ってたら思いっきりスピンした。さすがにまともに走れる状態じゃない。

リアのロールスピードがフロントに対して速すぎて不安定になるのでは？ということで一度ピットインし、減衰を前後24段に調整してコースイン。すると先ほどよりはかなりまともになったが、やはりロールし始めの妙にリアが軽くなる。特に右コーナー。

…これ多分アライメント狂ったな…。

とりあえずタイムを出したいので抑え気味でアタックをしたが、ポルシェやロータスやVITAやチューニングカーが30台ほど混走する状況でまともにクリアが取れない。ベストはSOLO2計測で2分19秒159だった。オートポリスで初めてまともなドライ路面を走ったので、当然のことながら自己ベストを更新。理論ベストでは18秒前半はイケるらしい。エア圧も温間230kPaまで上がっていたので、温間で210kPaまで下げておいた。

悩んで再アタックした13時枠

親切なポルシェ乗りのおじさまが自分の帰宅に合わせてピットを開けてくれたので、一旦そちらに移動してから、これからどうするか少し考えることに。

目視ではリアのトーがアウトに振れているようには見えないが、おそらく原因はそこにある。ブレーキパッドを交換できるようにジャッキは持ってきたので目検でトー調整できないことも無いのだが、ウマを持ってきてないので車体下に潜りたくない。さっきはクリアが取れなかったし、さらなるリア減衰UPで動きがどうなるかも見たいが、タイヤがスリック一歩手前。この状態でセットしてもなぁ…でもクリア取れてないしなぁ…あんまり走れるタイミングも無いしなぁ…。

…と、悩んだ末に本日最後のスポーツ走行枠である13時枠を走ることに。エア圧は冷間170kPa、減衰は前24段・後28段まで上げてみた。